電王戦,なんで勝てたんですか?――「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」第15回は,「BM98」を開発した伝説的なプログラマー・やねうらお氏がゲスト
http://www.4gamer.net/games/001/G000183/20131222001/
ここ最近電王戦の記事をきっかけに「BM98懐かしいなー的」な話題をよく見かけます。かつての音ゲー大ブームに便乗するような形で有名になったフリーソフトなので音ゲー大ブームを経験し、当時PCやインターネットをやってた人達にとっては知ってる人は多いんじゃないでしょうか。そもそも上記記事のインタビューでドワンゴの川上氏から「BM98」という言葉が出る時点で当時の影響力は凄かったんだなあと思った次第。やねうらお氏もびっくりですが恐らくBM98を深く知ってる人達もびっくりだと思います。自分もです。
嗚呼、インターネット黎明期。君はあの頃を知っているか。
http://wp-e.org/2014/04/03/1704/BM98やったことあるやつ思い出でも語ろうぜwwww – MC)まとめこむ
http://mc.matome-complate.com/archives/4106311.html
その話題をされる度に「あったなー」とか「懐かしいなー」とか言われてて明らかに過去の遺産扱いしてる人をちらほらみかけますが、BM98が当時取り扱っていた楽曲データのフォーマットであるBMSを取り巻く界隈(今で言うクラスタ1)は今でも現役です。
もう14年ぐらい経ってて昔ほど目立っていないしBM98自体も実質開発終了している状況ですが、プレイヤーやBMS作者、BMS関連のサイトが変わりつつも今でも根強い人気があるコンテンツです。
もっとも、この背景にはBMSの元となっているbeatmania(BEMANIシリーズ)の7鍵盤バージョンであるbeatmaniaIIDXが現役で稼働している背景も後押ししているのですが、beatmaniaが稼働当時の爆発的な人気をきっかけに音楽ゲームを知り、そのゲームを追いかけなくなった人達にとってはbeatmaniaもBMSも「まだあったんだ」程度に思われるかもしれません。でも「まだある」んです。
そりゃあ14年も経っていますもの、既に終わったコンテンツだと思っていた方も多いかも知れません。自分も「2000年代ぐらいには終わるだろうなあ」とか思っていたら今でも現役どころか、ブロードバンド化やDAWの普及やPCスペックの向上もあって昔と比べると作者が一気に増えている状況です。
そんな「まだあったんだ」と思っていた人向けにBMSの今昔について色々と書こうかなと思っています。
不定期更新で気が向いたら書く程度のノリで。
ちなみに私、AOiRO_Manbowと申します。かつて「青色マンボウ」だった人です。
初めましての方は初めまして、かつてのBM98時代に名前を覚えてくれてた方はお久しぶりです。
当時は趣味満載のBMS総合サイトをやっていた者です。
一部の方々にとってはもう引退している老兵で、今生きているかどうか不明な扱いになられがちですが誠に残念ながらBMSイベントの運営管理者として今でもしぶとくBMS界隈に老害として生存しております。当時ほどBMSを掻き集められるような時間も余裕も無い状況ですが一応この界隈を追いかけています。
ついでに言うと別名義でニコニコ動画辺りでも活動しておりますがその辺りは語っても仕方ないので割愛します。
なお、今後記事を書くにあたり「BM98用の楽曲データ」という呼び名は基本BMSで統一させていただきます。
というかBMSデータの事をひっくるめて「BM98」と呼んでいる人はアラサーかそれ以上の年齢の疑惑をかけられるので、まだその年齢辺りに到達していない人もしくは年齢を知られたくない人は要注意ですよ。
- clusterで意味は「沢山の数の集まり」。一応書いておきますがclub Stubbornじゃないすよ。 [↩]